脂性フケの治し方。なぜかゆみやベトベトの不潔な頭皮になるの?
→乾性フケか脂性フケかチェックしてみよう
まだの方はこちらで脂性フケかどうかチェックしてみましょう。
脂性フケですが、その名の通りベタベタジメジメ脂っぽいフケが出る症状です。
僕がまさにこの脂性フケでした。
夕方頭を爪で痒くてポリポリすると爪の間に皮脂がぎっしりと・・・
頭皮は常になんか脂っぽく黄色い。そして脂の臭いがします。
洗ったところですぐにベトベトになるし汗をかくと痒みが襲ってきます。
かなり汚い感じです・・・・
なぜこうした状態が頭皮で起こるのかを明確にしていきましょう。
脂性フケの本当の原因であるマラセチア菌
脂性フケの原因『マラセチア』
マラセチア菌とは真菌というカビの一種です。
とは言え誰の頭皮にも存在する常在菌でおかしな菌ではありません。
いつもは普通に共存しているわけですね!
ただこのマラセチア菌はある条件が満たされると大量に発生してしまうのです。
その結果頭皮が炎症を起こします。
何故マラセチア菌が大量発生してしまうのか
では何故マラセチア菌が大量発生してしまうのかと言うと、
- 頭皮状態を不潔にしている。
- 頭皮に過剰な刺激を与えている。
- 食生活に油物が多い。
- ストレスが多い。
- ちゃんと休息をとっていない。
という所が原因だったりします。
この結果頭皮は過剰に皮脂を分泌してしまうからです。
ではなぜ皮脂を出しすぎると問題なのか。
それはマラセチア菌の食料は私達の肌から分泌される皮脂だからです。
皮脂が大好物なマラセチア菌は皮脂が大量に分泌されてしまうとすくすくと育って大量発生します。
マラセチア菌が大量発生してしまうと頭皮に炎症やらかゆみを起こします。 そして炎症によって余計に皮脂が分泌されるとマラセチア菌の食料が増えてまた大量発生する。
という悪循環によってどんどん悪化してしまうということなのです。
ただただ髪を洗っていなくて頭皮がベタベタしているだけならシャンプーして洗い落とせばいいのですが、髪を洗っても次の日にはベトベトしたフケが出てくるのは通常有り得ません。
つまり脂性フケになる=マラセチア菌がたくさんいる
という可能性が高いのです。
ではどう対策していけばいいのでしょうか。
マラセチア菌は全ての人の頭皮にいる常在菌。
マラセチア菌そのものはすべての人の頭皮に存在している常在菌ですね。
対策のしようがないと思われるかもしれませんが、マラセチア菌は本来おとなしいもので普通に仲良く共存しています。
脂分を栄養とする為、逆にいえば
適度な脂をキープしてくれる良い奴
にもなるんですね。
だからマラセチア菌が原因で脂性フケになるとしても、決してマラセチア菌が原因の全てではないということです。
問題は最初にも言ったとおりマラセチア菌の大量発生が原因です。
マラセチア菌とうまく共存していくには適度な数に減らさないといけません!
マラセチア菌が大量発生したら清潔にするだけではもう遅い。
マラセチア菌の大好物は皮脂!
とにかく皮脂をもぐもぐ食べて数が増えます。
大量発生すると頭皮に影響がでる理由
マラセチア菌は酵素リバーゼというものを分泌しています。
この酵素リバーゼは頭皮の皮脂を脂肪酸に分解してしまうのです。
↓↓原因↓↓
頭皮にとってはこの脂肪酸というものが刺激物(毒)であり、
かゆみ・炎症を起こします。
つまり
- 皮脂が増える
- マラセチア増加
- 脂肪酸(毒)が大量分泌
- 頭皮悪化
- 脂性フケが出る
- マラセチア菌の餌が増える
- マラセチア菌大量発生
- 頭皮悪化繰り返し
- ハゲかける
- ハゲる
- モテなくなる(やかましい)
という悪循環が生まれてどんどんひどくなるという事です。
この悪循環の状態で頭皮を清潔に保とうとしてもマラセチア菌が大量に増えてしまっている状態では炎症を止めることが非常に難しいんです。
ではどうすればいいのか。
脂性フケの治療は兎にも角にもマラセチア菌を減らすこと。改善方法は?
大きく分けで改善方法は二通り
@マラセチア菌自体を減らす。
Aマラセチア菌の餌を減らす。
ということになります。
マラセチア菌自体を減らせば頭皮の炎症は抑えられて皮脂の分泌が減ります。
マラセチア菌の餌となる皮脂を抑えれば繁殖出来ないので減っていきます。
脂性フケの治し方としてまず生活の中で皮脂の分泌を減らす。
マラセチア菌の大好物である皮脂を抑える方法というのは根本解決は出来ないとしても悪化を防ぐ事に繋がります。
その原因が頭皮だけではなく生活習慣に隠れています。
- しっかりとした睡眠。
- 揚げ物などに偏らないバランスの良い食生活。
- ストレスなどあれば発散しましょう。
- そして毎日のシャンプーとシッカリすすぎ。
- 市販の強い洗浄力のシャンプーを使わない。
を出来る範囲で行いましょう。
出来る人はラジオ体操やジョギングをしたり、野菜中心の食生活にしてみるのも良いですね。
シャンプーの洗い方すすぎ方と適切なシャンプー。
ベトベトの頭皮を脂性フケだとゴシゴシ洗いたくなるかもしれませんが、
間違った方法で洗っている可能性があるのでこちらも目を通しておいて下さい。
シャンプー・洗い方(すすぎなど)
まず強い洗浄力のシャンプーは脂性の人にはスッキリ爽快になると思われがちですが、
必要な脂まで削ぎ落としてしまうことで頭皮は余計に皮脂を分泌します。
絶対に全員に当てはまるわけではないですが、皮脂が大量に出て過敏になっている頭皮には優しい洗浄力のシャンプーを使いましょう。
また、これが物凄く大事なのですが
すすぎに一番時間をかけてお湯で頭を洗うくらいの気持ちでシャンプーをしましょう。
シャンプーが残っている事が一番ダメですからね!
これらを行うことでもマラセチア菌の増殖を少しは抑えたりすることが出来るとは思います。
ですがマラセチア菌が大量発生していて頭皮の痒みや皮脂が多い場合脂漏性皮膚炎の恐れがあります。
その場合は脂漏性皮膚炎用に専門医と作られた【カダソン】を当サイトは推奨しています。
脂性フケの治し方でもう一つは皮脂を減らす事
皮脂は取りすぎてもダメ。かといって残しすぎてもダメ。
このバランスが大切です。
僕は皮脂が出すぎてたので洗いすぎて毎回皮脂を取りすぎていたタイプです。
結果頭皮がダメージを受けて余計に皮脂を分泌するという悪循環でした。
皮脂を取りすぎて脂性フケになる人もいれば、皮脂を取りすぎて乾性フケになる人もいます。
頭皮の皮脂腺は身体の10倍くらい多く、
ちょっと刺激が強いだけで大量日皮脂が分泌される人もいるんです。
だから必ず
自分に合ったシャンプーを使って皮脂を取りすぎない対策をしてください。
自分に合ったシャンプーとはどういったものなのかこちらを読んでみて下さい。
脂性フケはひどい場合専門医に相談して下さい。
手っ取り早く何とかしたいのであれば専門医に相談したほうが確実だと思います。
それは単純に自分では絶対わからないプロの診察が受けられる事と、確実な処置が出来るからです。
無理をなさらずしっかり病院で診てもらうことをオススメします。
ただ
- 足を運ぶ事や専門医に見てもらうのが億劫な場合。
- 予約をしたり時間を取るのが面倒くさい場合。
- まずは自分で何とかしてみたい場合。
その場合はまず皮膚科医が監修して作った脂漏性皮膚炎用の【カダソン】を一度使ってみて下さい。
脂漏性皮膚炎専用のシャンプーは今の所カダソンしかないので一度使ってみる事をオススメします。